01 放射性医薬品とは

「放射性」と聞くと不安に思われるかもしれませんが、検査や治療で使われる放射性医薬品は安全に配慮されています。
- 体内に長くとどまりません
くすりに含まれるRIは物理学的半減期(放射能が半分になる時間)が短いという特徴があります。
- 体への影響はほとんどありません
診断ではごく微量の放射線を用いるため、体への影響はほとんどありません。治療では病変を狙い撃ちして放射線が出るため、正常な組織への影響を最小限に抑えることができます。


診断用のくすりが集まった場所から出る放射線を専用のカメラでとらえ、病気の場所の特定や臓器の働きや状態を調べることができます。
日本における治療用の放射性医薬品の始まりは、1960 年代に販売されたヨウ化ナトリウムです。その後、しばらく新たな治療用の放射性医薬品は発売されませんでした。しかし、2007 年に新しい薬が発売されたことを皮切りに、6種類の製品が発売されています(供給停止・販売中止の製品を含む)。さらに新しい薬の開発も進んでおり、近い将来利用可能になる予定です。なお、診断用の放射性医薬品は約45 種類の製品が販売されています。(2025年11 月現在)



治療用のくすりが病気の細胞に集まり、そこから放射線が出て直接攻撃します。
