身近な放射線

放射線は、見えない、聞こえない、無味無臭で触れても分からないので、人間の五感では感じることができません。しかし、放射線は自然界に存在し、私たちは、放射線のある環境で生活しています。

自然界から受ける1人当たりの年間放射線量の世界平均は約2.4ミリシーベルト*、 日本平均は約2.1ミリシーベルト*です。

参考:5版 やさしい放射線とアイソトープ(日本アイソトープ協会編:2014年)

「シーベルト(Sv)」は、身体が受けた放射線による影響の程度を表す単位で、数字が大きいほど影響が大きいといえます。

日常生活における放射線とのかかわり

私たちは日常において、宇宙、大地、食物など様々に自然界から放射線を受けながら生活をしています。医療では人工の放射線が利用され、診断や治療に役立てられています。日常生活の中で受ける放射線の影響を表す単位としては、シーベルト(Sv)が使われますが、実際に指標として判断するには、シーベルトの1/1,000であるミリシーベルト(mSv)、さらにその1/1,000であるマイクロシーベルト(μSv)がよく用いられます。